上海〜永州路線の高速列車は主に上海虹橋発、永州東着で運行しており、二等車・一等車、そして多くの便でビジネスクラスが利用可能です。車内には電源コンセントやワゴンサービスが備わっています。より高速なG系列の復興号は上海―杭州―南昌―長沙南の回廊を経て衡陽東を経由して永州東へ向かいます。これらの列車は上海―長沙南区間で概ね時速300km（186mph）前後、衡陽東―永州東区間で時速200〜250km（124〜155mph）で運行し、杭州東、南昌西、長沙南、衡陽東など主要駅の停車状況によりおおむね6〜7時間で到着します。 一部のD系列（和諧号）による高速サービスもこの区間を運行しており、一般にやや低速で停車駅が多いため所要時間が長くなる場合があります。車内配置は通常、二等車が2+3配列、1等車が2+2配列で、G系列の一部編成にはより大型のリクライニングを備えたビジネスクラスが設定されています。 これに対して、従来型の長距離T/K列車は在来線で上海中心部の駅から永州（本駅）まで120〜160km/h（75〜99mph）で運行し、所要時間は約14〜18時間です。硬臥／軟臥や座席などの寝台・座席オプションがあり、中間駅に頻繁に停車します。速度や日中移動を重視する旅行者は通常G系列の復興号を選び、夜間の移動で寝台を利用したい場合はT/Kの夜行寝台が適した選択肢となります。